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大手百貨店の西武百貨店とそごうが、中国産キャビアを「ロシア産」と表示して販売していたことが7日、分かった。不当表示されたキャビアは約300人に発送されたという。景品表示法に違反する恐れがあり、悪質と判断されれば、公正取引委員会が排除命令や警告を出す可能性もある。
公取委は昨年12月、原産国などの不当表示があったとして百貨店10社に警告し、管理体制の強化を日本百貨店協会などに申し入れたばかり。西武、そごう両百貨店は、原産地表示の確認を自ら行っておらず、ずさんな品質管理体制に批判が高まりそうだ。
西武とそごうの持ち株会社「ミレニアムリテイリング」によると、原産地の不当表示があったのはギフト商品「ごっつお便」。お歳暮用に販売するキャビア(1万500円)が、カタログなどに「ロシア産 フレッシュキャビア」と記載していたが、実際は中国産だった。
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